社会はほんの少数の人間で変わってしまう
- 2012/11/27
- 21:26
金属に少量の別の金属を加えると、性質が全然違ってしまう。社会にもそういう現象がある。犯罪者などはその典型のような気がする。日本では自動販売機が非常に普及している。外国人に言わせると、自分たちの国で自動販売機が広まらないのは、すぐ壊され盗まれてしまうかららしい。納得できる意見ではあるが、どれほど日本と外国とで犯罪率に差があるのだろうか。たぶん外国も日本も犯罪者はほんの少数だろう。けれども1%ぐらいの差...
対日強硬論の体制へ - 中国新体制のメンバーが決まる(その4)
- 2012/11/26
- 21:42
私の考えている政治の原則として、中間派が最大勢力を占めていることと、国民の間に不満が多ければ政治闘争は激しくなるとの二つを挙げた。このことを前提にして、中国の新体制について考えてみたい。まず第一に明白だと思われるのは、常務委員のメンバーのほとんどが前総書記たる胡錦濤と関係が薄い人物が選ばれたということだ。江沢民派がほとんどという意見も多いが、胡錦濤が10年も一応最高指導者を務めていたことと、基本的に...
風邪で休んでいる
- 2012/11/23
- 21:25
風邪をひいてしまって、昨日から寝ている。今日はだいぶ良くなったので明日には平常運転できそうだ。記事を投稿できず、期待している方に申し訳ない。一応現状報告だ。...
国民の間に不満が多ければ政治闘争は激しくなる - 中国新体制のメンバーが決まる(その3)
- 2012/11/21
- 21:19
中間派が多数を占めれば、争いがなくなるかというとそうではない。たとえば、旧ソ連のブレジネフ時代からゴルバチョフ時代の前までは、最高指導部の間で争いはほとんどなくなっていたように見える。汚職事件による失脚とかはなかったと思うし、権力の座から追われるとしてもゆっくり引退に追い込まれるようなものだった。争うよりも自分たちの権益が重要になり、それさえ保障されれば権力闘争のようなことはしない。最高指導者の間...
中間派が最大勢力 - 続:中国新体制のメンバーが決まる
- 2012/11/19
- 21:59
前の記事では、政治の基本原則と中国の未来予測について書こうとして、言いたいことが散漫になってしまった。もう少し意見をまとめておきたい。まず、私の政治に対する基本理解だ。派閥争いにおいての基本原則は、組織は普通中間派が最大勢力だということだ。日本の会社でも会長派と社長派が争っているなどという話をよく聞くが、普通はどちらの派にも属さず会社のために全力をつくしている社員がほとんどのはずだ。これは組織とい...
続:ノートパソコンを買い換えた
- 2012/11/17
- 21:40
衝撃の事実に気がついてしまった。「ノートパソコンを買い換えた」の中で、クリックするボタンの小さいことが不満だと言っていたが、マニュアルを見てみるとタッチパッドはそこをクリックするだけで普通のクリックと同じ役割を果たすことが書いてある。ダブルクリックも同じように、タッチパッドをダブルクリックするだけでいい。全然気づかなかった。しかもスクロール機能というのもある。右端を指先でこするようにすると、それだ...
中国新体制のメンバーが決まる
- 2012/11/15
- 21:49
中国で政治局常務委員が決定した。〔情報BOX〕中国共産党の新たな政治局常務委員と政治局員引用開始<政治局常務委員> 習近平 (June 1953) 李克強 (July 1955) 張徳江 (November 1946) 兪正声 (April 1945) 劉雲山 (July 1947) 王岐山 (July 1948) 張高麗 (November 1946) 引用終了団派と呼ばれる人は首相に選出されると思われる李克強しか入っておらず、団派は派閥争いに敗北したように見える。も...
ノートパソコンを買い換えた
- 2012/11/14
- 21:42
ノートパソコンを新しく買って、ごきげんである。中古だけれど今までのマシンより性能が上がった。早速ニコニコ動画やyoutubeで動画を鑑賞しているのだが、スムーズに再生されている。動きがつたないなと思っていた動画が実はぬるぬると動いていた。本当の動画の価値を理解していなかったことがわかり、目からうろこの感動である。今までよくわからずにけなしていたこともありそうで、上から目線を反省してしまった。購入に当たっ...
「チャイニーズパズル」感想
- 2012/11/13
- 21:46
富坂聡氏の「チャイニーズパズル」をざっと読んだ。wedgeで連載されていた中国次世代の指導者たちの紹介をまとめた本かと思っていたのだが、ちょっと違った。中国共産党内の意志決定システムの解説により重点をおいている。チャイニーズパズルというタイトルは中国共産党のよくわからない組織を解読しようとする点で似合っている。wedegの連載ではそういう話はなかったと思うので、意外だった。本の中で印象に残ったのは、政治局常...
有人宇宙飛行反対論
- 2012/11/12
- 21:27
文芸春秋で立花隆さんが、有人宇宙飛行反対論のコラムを書いていた。理由として、日本には宇宙開発で人命が失われた場合に耐えられないことと有人宇宙開発によるメリットが少ない挙げられていた。基本的にその意見に賛成である。私が有人宇宙開発に反対する最大の理由は、一番になれないことだ。初めての有人衛星とか、初めての月着陸とか、直ぐに達成可能な有人宇宙開発目標はなくなっている。人類が目指す有人宇宙開発の次の目標...